2023.04.12

2030年の住宅

ウクライナ戦争やコロナ後の経済復興によって、化石燃料のエネルギー価格が高騰しています。

最近では電気代の高騰が家計に大きなダメージをあたえております。

もともとは地球温暖化対策のために各国がパリ協定に則りエネルギー消費量を削減していく目標を立てていましたが、そんな他人事に感じていた目標が電気代高騰という形で身に染みるほど実感した方も多いのではないでしょうか。

日本では2030年度のエネルギー消費量を27%削減することが求められています。もともと省エネ意識の高い日本にとっては非常に高いハードルとなっています。

われわれの関連する住宅建築分野での取り組みとしては、ZEHの普及や既存住宅の省エネ改修の推進などが求められています。

ZEHとは

ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。

2030年に目指すべき住宅・建築物の姿として、「新築される住宅・建築物についてはZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能が確保されているとともに、新築戸建住宅の6割において太陽光発電設備が導入されていること」が掲げられました。

東京のように太陽光が義務化になる事はないかと思いますが、これから建てる家は最低でもZEH基準相当の断熱性能や高性能設備でないと、すぐに時代遅れの家になってしまいます。

ZEH基準の家がどんな性能の家かはまたの機会として、これから建てるのに数年で時代遅れの家にならないようにしっかりとした知識と経験のある建築会社さんを選んでいきましょう。

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