井坂工務店のこと

兄弟それぞれの強みを活かして、
お客様の思いを形に

井坂省吾（以下省吾）：井坂工務店では、僕たち兄弟が連携して、お客様の家づくりをご提供しています。お客様にご相談を受けてからプランの作成までは弟の俊士が、工事に入ってからの現場は僕が担当というふうに、きっちり役割分担しているんです。

井坂俊士（以下俊士）：お互いに状況やゴールのイメージも共有していますから、どのタイミングでも、お客様のご希望に柔軟な対応ができることが強みかなと。

省吾：こうやって一緒に家づくりを始めたのは、10年ほど前からになりますね。僕は学生の頃から、いずれ家業を継ぐんだろうなという意識はありました。小さい頃から、建築の現場はすごく身近でしたから。

俊士：井坂工務店は、僕たちの祖父が70年ほど前に始めた工務店ですが、祖父の家の資材を使って、兄弟で遊んだり基地ごっこをしたりするのが楽しくて。

省吾：足場をジャングルジムみたいに登って遊んだりとかね。それと、父の仕事ぶりを見ていて、様々な業者さんと力を合わせながら、ひとつの建物を作り上げていくチームプレイが非常に大事なんだなと。今の自分の仕事にも生きていますね。

俊士：僕も昔から住宅に目がなくて。家のチラシの間取り図を眺めながら、あれこれ想像するのが大好きな子供でした。卒業後に勤めたハウスメーカーでは、住宅の営業やプランニングに携わっていましたが、大手ゆえ自由な提案がしづらいのが悩みでした。そこで、兄が実家の３代目になったのを機に、一緒にやっていくことにしたんです。

省吾：街の小さな工務店ですが、だからこそお客様の理想の住まいをオーダーメイドで実現できるよう、きめ細やかなご対応をしていけると思っています。

住まいや暮らし方の発想は、
もっと自由でいい

代表取締役 井坂 省吾

俊士：雑誌では個性的な住宅をよく見かけますが、実際は分譲地に似たような家ばかり建っていたりと、まだまだ住宅がパッケージ化しているケースが多いですよね。僕たちは、構造や機能、生活動線といった基本部分はしっかり踏まえた上で、百人百様のお客様のライフスタイルやこだわりをうまく形にしてあげたいんです。

省吾：それができるのが、地元の工務店のいいところじゃないかな。既製品にお客様が合わせるのではなく、お客様に合わせてオーダーメイドする。キッチンや建具などのパーツも、空間に合わせて大工仕事で造作できますしね。

俊士：最初からイメージを具体的に持たれているお客様は少ないので、じっくりお話しながら少しずつ引き出して、ご提案につなげています。だから、うちはすごく打ち合わせの回数が多いんですよ。

省吾：皆さん、形が見えてくるにつれて白熱してきますね。最近思うのは、「従来の“nLDK”という間取りの発想から解き放たれた家づくりが求められているのでは？」ということです。

専務 井坂 俊士

俊士：暮らし方が変わってきているんですよね。食べる場所、くつろぐ場所、寝る場所など、部屋ごとにひとつの目的に対応した空間づくりではなく、もっとフレキシブルに過ごせるようなご提案をしてあげたら、より自由に気持ちよく暮らせるのではないかと。

省吾：例えば、大きな空間の一角にＰＣスペースや書斎スペースがあったり、リビングの延長にウッドデッキがあったり、バルコニーを高く囲ってアウトドアリビングのようにしたり。いろいろな使い方ができて、日常の中でほっとできるような場所をあちこちに作ることで、お客様に喜ばれる例が増えてきました。

年月を経るほどに味が深まる、
本物の質感を届けたい

省吾：3代に渡って培われた、構造や機能に関わる技術。小さな工務店ならではの、きめ細やかなオーダーメイド。これらに加えて、今後はもっと“素材感”にこだわっていきたいと思っています。

俊士：無垢の木材を使った床や、鮮やかな色合いのタイルを張り巡らせたキッチンやサニタリーなど、暮らしを豊かにしてくれる素材使いをどんどんご提案していきたいですね。サンプルもたくさんご用意していますので、気軽にご相談していただけたらと思います。

省吾：本物のもつ素材感は、時を経るほどに味わいが深まるのが何よりの醍醐味。家を育てていく楽しさを、皆様にご提案できたらうれしいです。