MATERIALS

Gain in texture

長く愛される家において、木・漆喰・鉄・石など本物の素材を使うことがとても重要になります。経年変化によって味わいを深める自然素材と経年劣化によって古くなる新建材では50年後に見た目にもメンテナンス面やコスト面でも大きな差が生まれるからです。そして、地域で育った木々を使うことも大切です。その土地の気候風土と相性が良いだけでなく、時代を問わず必要な時に手に入るということは長く住まい継ぐためには欠かせない要素になります。地域の素材を使い地元の職人で造るふるさとの家は、快適に住むだけでなく地域社会や経済にも貢献できるのです。

Local produce

「地材地建」とは、「住環境・地球環境や健全な森林環境に貢献するために、地域の材料を使うことが安心・安全な家づくりに繋がる」という考え方です。地域の材料を使い地域の手(職人)が造ることは、地域環境・経済に大きく影響します。一時的な流行や趣味趣向・好みだけで自分本位に仕様を決めるのではなく、その素材を使うことにどんな意味があるのかを考えて、1つ1つの素材を吟味して選択すべきだと私たちは考えています。そして、これを皆様に伝えることは、地域工務店として建築に携わる者に欠かせない社会的責任だと考えています。

四国で育った木をふんだんに使ったファサードデザイン

ふるさとである四国で循環できる家を建てるという思想の基で、地材地建という地元の素材を可能な限り使うということにこだわっています。そして、木の外壁はネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、古くから愛され、そして長く保つことができる普遍的な素材です。本物を使うから価値が続きます。新建材は安く早く建てるために生まれたものであり、50年100年後には同じ素材がないということがほとんどです。手入れが簡単にできて、しかも実はコストも、一枚から張り替えができるからこそ最も安い素材です。

よく触れる箇所には触れ心地の良い無垢の木を

触れるものの温かさや質感は生活する上でとても重要な要素です。触れ心地が悪ければ、どれだけ好みで便利な家であっても不快感が拭えないものです。だからこそ、井坂工務店の注文住宅・リフォーム・リノベーションでは触れる機会が多い場所には自然素材、特に無垢の木を使用します。無垢の木は、熱伝導率が低いため手の温度を奪われにくいため温かいと感じます。ヒヤッする感じがなく木の優しい温もりを感じる、心地の良い生活をご提案いたします。

骨材で表情豊かな漆喰仕上げは、家の中に自然をつくり快適に仕立てる

壁や天井は、普段から目に入りやすく手に触れやすい場所だからこそ、安全性が高く、見た目や触れた際の質感が良いものを選定してご提案しています。塗り壁に関しては、欧州の本場の漆喰を採用しているため、骨材という細かな石粒が含まれていて、左官で仕上げると手仕事で様々な表情の壁をつくり出すことができます。そして、家の多くを占める壁という広い面積を脱石油由来製品にすることで、人にとっても・地球にとってもエコで健康的な住まいになるようしています。

Maintenance

「自然素材で建てた家は、手入れが大変そう」という理由で自然素材を使うことを諦める方もいますが、ポイントさえ押さえておけばそこまで難しくはありません。確かに一般的な家に比べると、無垢材を掃除する際には乾拭きをしなければいけない点や、漆喰などの壁の掃除は優しく行うことなど注意しなければいけない点はいくつかあります。知ってやってみると楽しくもあり、家族で物を大切にする価値観を育みながら暮らすことで、家も長く愛されるようになるはずです。

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