地震による災害は日本中どこに住んでいても、明日は自分のふるさとに起こりうる可能性があります。
香川県でも南海トラフ地震について、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%とされています。
大きな災害は時期は予測できませんが、必ずきます。以前のブログにも書きましたが、特に1981年(昭和56年)以前の旧耐震と言われる建物は、本当に危険です。
ご自身のお住まいやご両親の住まわれている家は大丈夫でしょうか?
耐震や断熱の改修も新築と同じ考え方で同じように行うと、ほとんどスケルトンの状態にして行わなくてはいけません。このように性能向上リノベーションを行って、50年100年と住み継いでいけるような住宅に生まれ変わらせることもできます。
歴史のある家のいい所を活かしつつ、耐震や断熱の性能を向上させたい方にはこういったフルリノベーションがおすすめです。
一方、大半の方は「住んでいるのが高齢者で、住みながらではなかなか大変そうで取り掛かれない」、「年金暮らしで、耐震改修にそんなに大きな費用をかけれない」、「あとを住む人もいなく、そんなに長持ちしなくてもいい」など、 なかなか進められないという方が多いのではないでしょうか。
そんな方々にも、香川県の方でも勧めている「低コスト工法」があります。既存の壁や床、天井を最小限で解体する事で補強できる耐震改修工事の一種です。
香川県住宅耐震ポータルサイト
https://jutakutaishin.pref.kagawa.lg.jp/kjs/info169.html
補助対象住宅の要件
昭和56年5月31日以前に建てられた一戸建て住宅、長屋建て住宅であること。
(住宅の用に供する部分が過半以上ある併用住宅も含む。ただし、枠組壁工法、丸太組工法及び大臣等の特別な認定を得た工法によるものは除く。)
- 建築基準法の規定に基づく重大な違反がないこと。
- 過去に耐震診断・耐震改修等に関する補助を受けていないこと。
- 主たる居住の場として利用していること。
「香川県住宅耐震ポータルサイトより」
耐震改修の方法や内容はしっかりと診断し説明を受けることが重要です。地域の工務店として新築の家はもちろん、たくさんの耐震を考えられていない既存の住宅をなんとかしたいと考えています。
自分も生まれ育ったふるさと香川の家を一軒でも多く安心できる住まいにしていきたいです。