ちょっと厄介な生命力の強い藻
梅雨の時期なので当たり前ですが、良く雨が降ってジメジメしたお天気が続いています。
今年は庭にウッドデッキを作ったので、お庭に出たいところです。でも、雨でぬれた杉板のウッドデッキ。ウッドロングエコで仕上げた杉板が濡れた表情を見るのも気持ちいいです。雨の日は、庭の緑が一段と綺麗に感じます。
お庭のある日常は、ほんとに四季を楽しめますね。
あちらこちらに発生するやっかい者
よく見かけると思いますが、梅雨の時期に特に感じるのが、水はけの悪いじめじめしたところに発生するワカメのような藻。
「イシクラゲ」と言う名前の雑草ではなく、藻らしいです。
イシクラゲは繁殖力が強いため日本全国に分布しているようで、水はけが悪い半日陰でよく見かけられるみたいなのですが、日当たりのいい場所でも少し水はけが悪いとすぐに繁殖します。
土の部分だけでなく、芝生やコンクリートに覆われた駐車場にも発生します。なんと、食用にされてきたこともあるらしいですが、道端に生えているイシクラゲは砂やゴミ、害虫などが付着しているのでもちろん、食べないでください。
乾燥時は縮んでカサカサにな状態のですが、雨などが降ってと水分を吸収すると、ワカメのような状態に膨らみます。この水分を含んでいるときにその上を歩くとよく滑るんです。
うちも高齢の母親がいまして、滑って転んでもいけないのですぐに取り除くようにしています。
生命力が強くて繁殖力も強い
生命力が強いことで知られていて、乾燥や寒さにさらされると枯れるのではなく仮死状態になり休眠をします。雨が降って水分を含むとまた元に戻り光合成を始めるようです。そのため季節に関係なく繁殖し、駆除がしにくく厄介な藻と言えます。
雑草とはちがい藻なので、普通の除草剤では駆除できないそうです。
ゼニゴケ退治の除草剤として従来から販売されている「キレダー」や苔専用の駆除剤「コケそうじ」は栄養源である葉緑素細胞を破壊して枯死させるので、バッチリ駆除できます。
これらで駆除する時は、乾燥した状態だと効き目がないそうで十分に水分を含んだ状態で散布すると効果的です。
住まいに庭を造ると手入れが大変だと思われている方も多いかと思いますが、実際はどんどん手を入れたくなってきて庭と向き合える時間は自然を感じることが出来て、夫婦で楽しめる贅沢な日常になります。梅雨もいいですが、もうすぐ来る夏も楽しみです。