深刻になる被害予想
【防災特集】南海トラフ地震の最新予測と、香川県高松市での「今」できる備えとは?
こんにちは、高松市の井坂工務店です。
2025年4月に発表された南海トラフ地震の最新の被害予測では、四国地方、とくに瀬戸内海沿岸部における被害リスクが再評価されました。私たちの住む香川県高松市でも、これまでより高い震度と被害の可能性が指摘されています。
高松市で予想される震度と被害
最新の地震調査研究推進本部の発表によると、高松市では最大震度6弱〜6強の揺れが想定されています。
また、揺れによる建物の倒壊だけでなく、液状化現象や土砂災害のリスクも高まる地域が市内各所で報告されています。特に、埋立地や旧河川沿いでは注意が必要です。
香川県に被害を及ぼした海溝型地震については、南海トラフ沿いの大地震の中で、四国沖から紀伊半島沖が震源域になった場合に、強い揺れや津波による被害をたびたび受けてきました。

※出典:地震調査研究推進本部「南海トラフ地震想定2025」
今こそ見直すべき「耐震設計」の重要性
私たち井坂工務店では、これまでも地元高松市の風土に合った耐震性の高い住宅を提案してまいりました。耐震設計をするにあたり構造計算や間取り作成を行う前段階で必要な構造計画ルールをご案内できればと思っております。
こちらは、構造塾で有名なM”S構造設計の佐藤先生が日本の木造住宅を地震で倒れさせないために広く普及させている考え方で、設計の一番ベースになる重要な考え方です。
鳥取県などでは鳥取県版構造計画ガイドラインの基となっています。
難しい構造計算などではなく、間取りを考えていく上での基本ルールなのでこれから住宅を考えている方には、いろいろな会社が作ってくれた間取りが構造計画の基本を分かっているかどうか判断できる材料にもなります。