昨年に続き、今年も断熱窓への改修に手厚い補助金が実施されることになっています。交付申請は令和6年3月下旬からの予定となっております。
令和5年度の補正予算1350億円の大型補助金です。高い断熱性能のある窓への改修に関する費用の1/2相当等を補助(上限200万円)。
窓の大きさや性能により補助額も細かく定めらております。昨年に引き続きこんなに補助率の高い補助金はなかなかありませんので、ぜひとも利用してください。
ちなみに、なぜ窓の改修に国が力を入れているかと言うと、政府は2050年までにカーボンニュートラルを目指す宣言をしており、温室効果ガス排出量を削減するため各産業や運輸など対策を行っています。
大半を占めるのが火力発電所など電力からの排出であり各部門でエネルギー消費を削減する対策が必要となっているのです。
図を見ていただくと、住宅においては、暑さ寒さの熱エネルギーの大半が窓から移動しているのが分かるかと思います。特に昔の家は一枚ガラスのアルミサッシがほとんどで、結露もひどく温熱環境のうえでは世界的に非常に劣っている製品です。
内窓を追加すると断熱性能を簡単に向上させることができます。
当然、その他の壁や天井、床など相対的に断熱することで飛躍的に快適になります。
日本の家は、いろりやこたつなどその場だけ暖があるという「採暖」という方式をとってきました。WHO(世界保健機構)は「住まいと健康に関するガイドライン」で寒さによる健康影響から居住者を守るための室内温度として18℃以上を強く勧告しています。
香川県13℃。。居間の平均室温一番低いんです。。。
その影響もあって、ほんとに恐ろしいことになってるんです。。
ヒートショックで亡くなられる割合が一位に。。。
室温が高すぎても熱中症、低すぎてもヒートショックにつながるんです。これまでの断熱性能のない日本の住宅は、日本人のがまんだけで省エネが支えられていました。
ただ、それは世界的には異常なことで未だに多くの人がその環境下にあります。
耐震も同じですが、全てをいっぺんには難しいようでしたら補助金をうまく利用しながら、出来るところから快適に、健康と命をまもれる家にしていきましょう。
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