先日、高知の方でパッシブハウス(申請中)の建物を視察できる機会がありお伺いしてきました。
パッシブハウスとは、環境先進国ドイツで物理学者ファイスト博士が導き出した、家の省エネ基準です。
それは「気候変動を止めるため、これからの家の燃費はこれくらいに抑えないといけない」「そのために必要なエネルギー効率設計はこう」というとても厳しいもの。
その基準を満たすには、自然の力を使ったり、さらに建物自体の性能を徹底的に高める必要があります。今ではヨーロッパを飛び出し各地の気候風土にあわせて進化しながら、世界中で普及しはじめています。
地球のために、住む人のために、持続可能な家のことです。
細部までこだわった技術で叶え、世界基準の認定をうけた家です。
日本でもようやく断熱等級の基準が整備されてきました。パッシブハウスの基準はさらに細かく、高いレベルが求められます。
高知ではじめてのパッシブハウスへの取り組みと言う事もあって、さまざまな施工や設計のご苦労があったようでとても参考になりました。
断熱性能と言う話だけではなく、建築を通じて持続可能な社会へ貢献できるように地域の工務店として取り組める活動を行っていきたいと思います。