地材地建とは、住環境・地球環境や健全な森林環境に貢献するために
地域の材料を使う事が安心・安全な家づくりにつながると言う考え方です。
弊社では、ふるさとである四国で循環できる家を建てるという思想の基で、地材地建という地元の素材を可能な限り使うと言う事にこだわっています。
その一つが、木の外壁です。木の外壁にネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、古くから愛され、長く保つことができる普遍的な素材です。
本物を使うから価値が続きます。新建材は安く早く建てるために生まれたものであり、50年後には同じ素材がないと言う事がほとんどです。
地元の素材ならいつでも気軽に手に入ります。手入れが簡単にでき、実はコスト的にも一枚から貼替ができるからこそ魅力があるのです。
木の外壁は立地の条件や仕上げによって表情がいろいろ変化していきます。
最終的にはシルバーグレーの落ち着いた自然の風合いとなり、植栽が映える外壁へと変化していきます。なかには反りや割れがはげしく出る材料もあるでしょう。しかし、木の外壁はいつでも手に入り、傷んだ部分だけ張り替えてあげることもできます。
断熱設計で有名な秋田の西方先生のアトリエなども軒の出がない建物で30年ちかく経過しています。
長く愛される家、住み継いでいかれる家であるために、本物の素材を使う事がとても重要になります。経年変化によって味わいの深める自然素材と経年劣化によって古くなる新建材では50年後に見た目にもメンテナンス面やコスト面でも大きな差が生まれてくるからです。
これからも長く愛される本物の素材を提案していき、BLOGの方でもいろいろな素材をご紹介していきたいと思います。