地材地建とは、住環境・地球環境や健全な森林環境に貢献するために
地域の材料を使う事が安心・安全な家づくりにつながると言う考え方です。
今回も前回に続き、木の外壁について書きたいと思います。
外壁材や屋根材は、家の外観や防水なども含むメンテナンスに非常に影響のある部材となります。
木の外壁やそとん壁の様な自然な本物の素材を使った壁に、少し植栽なんかがあるとそれだけでサイディングの家とは印象が全く違います。
先日、私の好きな建築家の一人である手嶋保さんの物件を見る機会がありました。築10年位の建物ですが、木の外壁と隣の公園の緑がすごく心地よくて、寒空の中ですが見とれてしまいました。
経年劣化ではなく、経年美化していく自然素材を使った本物の家。
長く住み継ぐ家には必須なアイテムだと思います。
こちらは以前、チルチンびとに掲載された記事ですが、長い目で見た場合のメンテナンスコストは自然素材の方が断然安くなります。
部分的に傷みの出ることもあるので、さすがに0円と言う事はないかと思いますが長持ちし、風合いを感じれ、いつでも手に入り安心して使える。
四国新聞の記事です。こちらの記事では金融政策による影響を書いているのですが、国際的には住宅の取引のうち7~8割が中古住宅です。本物の素材を使った家を住み継ぐ慣習ができていてうらやましいです。日本の住宅の平均寿命は30年。国際的には80年~100年くらい。
造っては壊す。。その様な家づくりは終わりにして、永く住み継ぐ家。耐震や断熱などの性能をそなえた本物の素材を使った日常を味わえる家。そんな家を香川に多く作りたいです。